【ビジバイ・K90】遅い?キャブレターオーバーホール+2ストあるあるマフラーカーボン清掃  純正ジェット品番記載。

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K90 バイクメンテンナンス
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こんちわーMUDDYです。

先日ネットオークションで買ったK90

(TYPE P 12V車)

この車両、

普通にエンジンかかっていて

アクセルをあおると調子いい感じでしたので

2ストオイルがちゃんと出ているかを確認して

軽ーく乗ってみました。

とりあえずフツーには走る。

一瞬こんなものかなとも思ったのですが

やっぱり遅い・・・

2ストらしさがなくモッサイ感じ・・・

うーん、

エアークリーナも問題なしで

プラグも正常範囲・・・

k90

仮説ですが、

詰まりかけのキャブからの燃料と

マフラーの抜け具合がつりあってるのでは・・・

ちなみにキャブのオーバーホール後に

マフラー外してみたらかなりカーボンが堆積していました。

k90

カーボン除去後、再度試走したら明らかに

ズムーズな回転とスピードが出るように

改善されました。(よかった~)

 

実際キャブを開けてみたらこんな感じでした👇

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K90のキャブ開けてみました。


K90

開けてみたらこんな感じでした。

しばらく乗ってなかったみたいです。

この状態はオーバーホール確定。

実際の作業

K90

エンジンカバー右側を開けると

中にあるキャブ本体が出てきます。

所々に少し吹き戻したガソリンが固着してます。

K90

次はキャブ本体を外していきます。

赤矢印のネジを4本外し、

キャブ上部のゴムカバーを上にずらします。

アクセルワイヤーやチョークワイヤーに引っかかるので

シリコンスプレーで滑りやすくすると

ずらしやすかったです。

上にずらしたら👇

キャブ本体とエンジンケースを繋いでいる部分を

緩めていきます。

👇右画像のゴムキャップを外すと中に

マイナスのボルトの頭があり、

緩めるとキャブ本体が外れます。

燃料チューブとドレンチューブを外し

キャブ本体をゆすりながら外側へ引き出します。

👇外れたらキャブ上部のキャップを外し、

チョークも外します。

(素材が真鍮なのでナメやすいので慎重に・・・)

キャブとエンジンを繋いでいるブッシュがあります。

無くさないよう外しておきます。

キャブ本体の分解

まずはパイロットエアスクリューを

一度回転数を数えながら締め込み

締め込み量を記録してから取り外す。

スクリュ・パイロットエア(スズキ名称)

(純正品番13269-01010)

スプリング

(純正品番13268-01010)

次にキャブをしっかり固定し

フロート室(フロートチャンバー)のネジを

外していきます。

ここもナメやすいので慎重に作業します。

キャブ内部の分解

K90

フロート室を開けるとこんな感じでした。

サビと汚れと腐食。

これでも普通にアイドリングして

とりあえず乗れていました💦

なにはともあれ、この状態は

良くはありませんので

各所の洗浄していきます。

 

👇画像右 フロートピンをスライドさせて外し

フロート本体をキャブから外します。

この時、フロートバルブも脱落してくる

可能性があります。

紛失しないように気を付けて下さい。

👇画像右 がフロートバルブ

白矢印部がバネで動く仕組みになっています。

きちんと稼働するか確認しておきます。

酷い汚れの場合、固着して動かなくなります。

その時はキャブクリーナーに漬けておきます。

👇左の画像 矢印部分にバルブの先端が入ります。

ここに汚れが付着していると

オーバーフロー(燃料漏れ)の原因になりかねます。

続いて各ジェット類も外していきます。

ジェット類も素材が真鍮の為

無理やり外そうとすると破損します。

慎重に作業します。

👇右画像 ジェットパイロット#17.5

(純正品番09492-17006)

 

👇画像左

ジェットニードルは8mmのスパナ側

(純正品番09494-00284:ジェットニードルD-8)

ジェットメインはその上についている方です。

(純正品番09491-23010:ジェット・メイン#115)

オーバーサイズも純正で設定がありましたので

明記しておきます。

★ジェット・メイン#120

(純正品番09491-24014)

★ジェット・メイン#130

(純正品番09491-26003)

★ジェット・メイン#135

(純正品番09491-27015)

★ジェット・メイン#140

(純正品番09491-28009)

バルブ通路まで外れたら外れたジェット類を

キャブクリーナーでそれぞれの通路が通っているか

確認し、漬け置き洗いします。

K90

この際、ゴム部品は入れないでください!

次にキャブ本体の洗浄!

穴という穴、全ての通路に

キャブクリーナーを流し込み洗浄します。

通路がちゃんと通っているか確認しながら

キャブクリーナーを吹き付けていき

汚れが落ちるまで待ちます。

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汚れが落ちたらパーツクリーナーや

エアーガンで通路や

内部を洗い流します。

この時も常に通路の汚れが落ちているか、

通路は確実に通っているかを

確認しながら洗浄します。

・ジェット類も同じように

確認しつつ洗浄していきます。

まだ汚れが残っている場合は

もう一度キャブクリーナーで洗浄します。

ジェット類も照明などに透かして見て

穴(通路)がちゃんと円になっているか確認します。

K90

k90
K90
K90
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洗浄が終わったら分解と逆の順序で組み込んでいきます。

この時もゴミの侵入が無いように慎重に行います。

最後にエンジンをかけ暖気が終わったら

パイロットエアスクリュー調整をします。

今回は外す前とほぼ同じ1と1/2回転戻しでした。

ここからは自分のやり方ですが、

調整方法はアイドリング自体を少し低くし、

ゆっくりパイロットエアスクリューを操作し

回転が高くなる所を探る感じで調整しました。

この時アクセルにしっかり回転が反応するか、

回転の落ち方がスムーズか、

なども同時に見ていきます。

最後は実際乗ってみて調整、って感じです。

参考までに・・・

K90

お疲れ様でしたー!

 

⚠️作業は自己責任でお願いしますね。

追記!フロートのトラブル

実は今回のキャブレターをオーバーホール

各部品の組み込み時に気付いたのですが、

フロートに穴が開いていました。

このままだとフロートがガソリンに沈んでしまい

適正な油面が計量できなくなり

エンジンの不調や

オーバーフローを起こします。

しかし、今回は

どうしても試走したかったので

ダメもとでハンダにて塞いでみました。

先細仕様のコテ👇

フロート修理

両手が使えないと作業できないので

フロートを工具箱の引き出しに張り付けて作業。

K90 フロート修理

盛り過ぎたハンダを削り

浮き具合をチェック。

とりあえずOKそうなので組み込みこんでみました。

フロート補修の結果

その日の試走は問題なく出来ました。

んが・・・

次の日

盛大にオーバーフローを起こし

結局👇の部品を交換修理しました。

k90キャブ
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K90キャブ
フロートバルブ受側の別売パッキン

やっぱり新品フロートがいいですね!

部品が出てよかったです。

K90キャブ

ダメな部品は交換が一番です!!

ではまた!

コメント

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