
こんにちは!!
初めましてMUDDYです。
初投稿の今回は、
スクーターフロントタイヤ交換
についてポイントをまとめてみました。
やってみたら意外と簡単!?
って思うかもです!
また自分で作業する事で
交換工賃も節約できるし、
何よりバイクに対して
愛着も沸きます。
てなわけで、
良かったら参考にしてください。
今回作業するバイクは
ホンダ・DIO AF34
ちなみにタイヤサイズ前後とも90/90-10インチ
もしくは3.00-10インチになります。
![]() |
DUROタイヤ 90/90-10 HF912A 2本セット バイク オートバイ 高品質 ダンロップOEM工場生産 デューロ バイクパーツセンター 感想(31件) |
![]() |
感想(53件) |
注:作業内容等はあくまで参考程度にお考え下さいね!
車両の状態等によって作業内容等も変わります。
不安な時は無理せずプロにお任せしましょう。
ででは早速作業開始!
まずは現状把握
先ほども紹介しましたが
車両はコレ!👇👇

昔、構走ってましたよねー!
ホンダDIO AF34 個人的に好き(笑)
販売終了からかなり
時間がたちますがまだ、
まだ現役バリバリです!
実機は見事にタイヤ減ってます。
この状態は危険!!

今回使う工具類
今回はこちらの工具を使いました。
石鹸水を載せ忘れた!!

・12メガネレンチ
・17メガネレンチ
・タイヤレバー2本
・ムシ外し

(タイヤのバルブ外すヤツ・正式名称:忘れた)
あとはコンプレッサー空気入れ
「コンプレッサー無い方は、
ガソリンスタンドで
車にガス入れるタイミングで
エアー借りちゃう方
もいるそうです。自己責任で(笑)」
では実際に作業していきます。
ポイント1・作業前のアレコレ
*作業の前に作業部分の写真を撮る
組付け時、「あれ?どうなっていたっけ?」
ってなった時、
写真を撮っておくと、
いざというとき助かります!
修理などに慣れないうちは部品が
外す前の状態がどのようになっているか
組付けの際に確認できるよう
記録しておくと後々便利です。
*エアーバルブチェック!

古くなっていたり、
ヒビがある場合はついでに
交換しておくと安心です!
というか、もはや
タイヤとセットで交換でも
いいと思います。
次回以降のブログで
エアーバルブの
交換作業を掲載しています。
*ジャッキアップ前にアクスルを緩める!
タイヤが地面に着地している
(ジャッキアップする前)状態で
アクスルのナットを緩めると
車体が安定して緩める事が出来ます。
コレは結構大事です!
ジャッキアップしてから
アクスル(ホイルのシャフト)シャフトを
緩めたりしようとすると
不安定になります。
予めジャッキで上げる前に
緩めておきます。
ここまで準備が出来たら
ジャッキアップをしていきます!
ジャッキがなければ
ステップボードの下に
角材でもOK!
車両が転倒しないように
十分気を付けてください!
タイヤが1~2㎝浮けば
交換作業は可能です。
スクーターの場合、
ジャッキより角材のほうが
安定してる気がする…

次に、
あらかじめ緩めたシャフトを
完全に抜きます。
シャフトが抜けると
ホイールが外れます。
ポイント2・外した部品と点検
外した部品は組付けの方向、
順序を考えて保管しておきます。

これ、基本的に何の修理でも使えます。
ホイールが外れたら、
ベアリングの状態を
まず確認します。
片面5秒で確認出来ます!!
左右のベアリングに指を突っ込みグリグリ回します。

ベアリングが硬くて回らない、
もしくは
回るがゴリゴリと抵抗がある
といった場合は、
ベアリングの交換を推奨します。
今回の実機は問題なかったので次に進みますー!
ベアリングの確認が出来たら
ムシ回しでエアーを抜きます。

注:臭い空気が出ます。
ポイント3・タイヤの交換
ココから本番!
作業手順としては、
空気を抜きパンク状態の
タイヤのビートを落とし
タイヤとホイールに分解していきます。
タイヤレバーを二本持ち、
一本をホイールとタイヤの側面の
ビート部分にクサビの感じで差し込み、
クサビで広がったスペースに
もう一本のレバーを差してこじります。
その繰り返しで
ビート部分をホイール内側に
落とし込んでいく作業です。
慌てず、一本目のレバーのすぐ脇から
少しづつこじります。
石鹸水をビート部分にかけてあげると
ビートが落ちやすくなります。
実際の作業写真👇
ホイールとタイヤの隙間にレバーを差しこみ、
開いた隙間にもう一本のレバーを差し、
ちょっとずつこじるりビートを落としていきます。
あわてずに、ちょっとずつ

ある程度(タイヤ1/3位かな)こじると手で
タイヤのサイドを押し込むと
ビート(タイヤ側面)が
ホイール内側に落ちます(外れます)👇

これをもう反面も繰り返します。
両方のビートが落ちたら今度はタイヤを
ホイールから外していきます。
タイヤを外す作業は
まず片面のビートを
ホイールの外側に出していくのですが、
たまにビートがホイールのリム部分
に戻ってしまい、なかなか出ません。
そこで
タイヤのビート部をきっちり
ホイールの溝に落とします。両面!
すると結構簡単にビート部をホイールから外せます。
「なかなかきつくてホイールからタイヤが外れない!」
という方はホイールの溝にビートが完全に落ちているか
を確認してみてください!

実際の作業写真👇

絵の状態にしてからビートをホイールの外に出していきます👆
ホイールのリムを支点にして、レバーでこじりながら出します。
一本目のレバーで少しめくれたビートのすぐ脇を
もう一本のレバーでこじり出します。
ここも少しずつ。

ここで硬かったり
一本目のレバーを抜いた時
ビートが戻ってしまうようなら
先の図解の状態になっていないか
確認してみて下さい。

ちなみにこの作業は
ホイールのリムに傷が付きやすいです。
リムに傷をつけたくない場合は
リムガードなどを
使うことによって
リムを傷から保護できます👇
![]() |
AP リムプロテクター RP082| リムガード リムプロテクション タイヤ組換え リム組み 傷付き防止
|
片側のビートが外れたら
タイヤの内側にレバーを通して
テコの原理でもう片方も
同じ方向に外します。


ここでうまく外れない場合、
追加で石鹸水をビートに塗ってあげると
スルスルと外れる場合があります!
外れたらここで一回休憩!
外したホイールを磨きながら一服
ここまで慣れないと
大変だと思います。
また、次に新品タイヤを
組む際にあわてて組付けると
ローテーション(回転方向)を間違えて
組み直しする羽目になります。
(バイク屋時代何回か逆組経験アリ・・・。)
人間25分作業で
5分休憩がいいらしい・・・
一息つけたら新品タイヤ組んでいきます!
ポイント4・確認・組付け
*ローテーション確認!!
タイヤの回転方向の確認です。
これミスるとやり直しです。
油断してると割りとやります。
*エアーバルブ交換!
エアーバルブにヒビ等あるとき
この時点で交換します。
バルブ自体は数百円前後ですので
ついでに交換しておいたほうが
無難かもしれませんねー!
エアーバルブ交換要領👇
ローテーション、バルブと確認出来たら
新しいタイヤ組みます!
まずは新品タイヤに
ビートワックス塗ります!
なければ石鹸水でも大丈夫です。
自分はシリコンスプレー使っちゃいます!
(ビートワックスを切らしただけ)

そしたらホイールにビートワックス(石鹸水)
を塗ったタイヤをはめ込みます。
ホイールの上にタイヤを置き、
まずは片面タイヤのビートをホイールにはめ込みます。
体重をかけて手前から少し斜めにしてはめ込むと入りやすいです。

この時にエアバルブとタイヤのマークを
合わせます。
小排気だとあんまり関係ないかもですが・・・

この位までは比較的簡単に手で入ります。
ただ押さえないと抜けてきますので
入れたビート部分を
膝ホールドでキープ。
この先は入りにくいのでレバーの出番。
ホイールを支点にビートを入れ込みます。

一気にはめ込もうとせず、
少しずつはめ込んでいくと入ります。
ここでもポイント3と同じように
はまっているビートをホイールの溝に
落とし込んでおくと入れやすいですよ。
ここで「硬くて入らねーーっ!」
ってなるのは大抵ビートが
ホイールの溝に落ちてないパターンがほとんどです。

片面入ったらもう片方もはめ込みます。

ここもあせらず少しずつ入れていきます。
入れにくい時は図解を思い出してください。
大抵これで入ります!!
両方のビートがホイールに入ったら
エアーバルブにムシを入れてエアーを注入します。
この時ビートが出やすいように
石鹸水をリム回りにかけるとスムーズです。
(エアーの入れ過ぎ注意です。
タイヤの空気圧表記を大幅に超えると危険!)
「パン!パン!」とビートが押し出される時に
結構大きな音が出ます。
深夜に作業すると結構近所に響きます。

指さし部の線がリムの外に
キレイに出てればOKです。
ムシの部分に石鹸水をつけ、
エアーの漏れを確認し、
漏れがなければ
交換終了!!です。
もう8割終了です!!
ちなみにですが
交換作業初心者にお勧めする
タイヤは
IRC(井上タイヤ)
が個人的にはおすすめです!
![]() |
iRC(アイアールシー) MB90 90/90-10 50J TL フロント/リア 129617 バイク タイヤ スクーター・ビジネス・ミニバイク
|
柔らかく、組みやすい!!
ポイント5・ホイール組付け・完成検査
最後はホイールを車両に着けます。
ここでの注意点!
⚠️メーターギヤに注意しながら組付けます⚠️

このDioの場合、
メーターギヤがプラスチックになっています。
ブレーキパネルとホイールのはめ込み方が悪いと
メーターギヤが破損してしまいます。
*下の写真の切り欠きとメーターギヤのでっぱりを合わせます!

ホイールを少しずつ回しながら
「カコッ」とブレーキパネルとホイールが入る

場所を探り、薄くグリスを塗ったシャフトを
フロントフォークからホイールへ
通して締め付けます。
ブレーキパネルとフロントフォークの回り止め
(フォークの突起部)をはめ込むのも
忘れないでください!
ポイント1の写真で確認!
(ホイール装着時は車両が不安定に
なりがちです。転倒に注意して下さい。)
シャフトとナットの締め付けも
規定値を大幅に超えて締め込むと、
ホイールベアリングや、メーターギヤの破損に
つながる恐れがありますので注意です。
組付け後は
とにかくブレーキの確認が第一!
車体にホイールの取り付けが終わったらブレーキとメーターの
作動確認をします。

手でタイヤを回し、素早くメーターを確認!
頑張っても20㌔ちょいしか出ないですが、
ある程度速度が確認出来ればOKです。
また、気になるようなホイールの抵抗
「ゴリゴリ感など」が無いかも
確認しておきましょー!
さらに、
ここでブレーキの作動も確認します。
なんといっても一番大事のはブレーキ!
何回確認してもいいと思います。
「あれ?なんか変!!」
と思うことがあればバイク屋さんへ!
積み木ジャッキから降ろしたら
念のためアクスルシャフトの締め込みを再確認!
手でバイクを押し、ブレーキ確認。
この時、タイヤ交換する前とした後で変な
重さ、抵抗を感じるときは
もう一度作業を見直しましょう。
問題なければゆっくり試乗してみます!
ゆっくりを心がけます
メーターの動き、
ブレーキの利き等を
徐行速度から確認していきます。
特にブレーキはよく確認してください!!
特に注意すべきは
新品タイヤは滑りやすいです。
急ブレーキ・急ハンドルは
特に注意です!
問題なければフロントタイヤ交換終了です!
お疲れ様でした!!楽しいバイクライフを満喫してくださいね~
ここまで読んでいただきありがとうございます。