こんちわMUDDYです。
みなさん走ってますかー!!?(笑)
走っていれば必ず摩耗するタイヤ!!
自分で交換出来たらとっても安上がりー!
って事で今回はセロー(1KH)のタイヤ交換してみた編です。
作業は自己責任でお願いします。この作業はブレーキを外したりします。自信のない方、自分で作業するのが苦手な方はきちんと工賃を払って、バイク屋さんに頼んだ方が結果として良いかと思います。今回の作業手順につきましては当方とやり方が異なる方等いると思います。参考とお考え下さい。
今回使った工具はコレ
今回使った工具達
写真1
㊨から
リムガード(ホイルのリムをレバーからガードします。)
ムシ回し(空気を入れるバルブのムシを抜いたり締めたりします。)
ニッパー
スパナ・・・確か22mmと24mmのコンビ
プラスドライバー
メガネレンチ・・・10mmと12mm
メガネレンチ・・・22mmと24mm
写真2
フロアジャッキ(車体を上げるのに使います。)
感想(118件) |
そして⇩
タイヤレバー・・・2本(タイヤを外す際に使います。コレは2本用意します。)
【メーカー在庫あり】 デイトナ タイヤレバーセット 全長:300mm×2(グリップ90mm) 95397 HD店
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あと空気入れが必要になります!!手動の空気入れでも入れ口が合えば使えますがエアコンプレッサーがあるととても便利です。
自分は昔持っていなかったので近くのガソリンスタンドで店員さんに言って使わせてもらってました!!
作業前のリスクを減らす前準備
実際にホイルを外す前に前準備をしておきます。
流れ的にはジャッキアップ→ホイル外しなんですが
ジャッキアップして不安定な状態でホイルを外す為にシャフト類を緩めるには不安定でちょっとリスキーなのでジャッキアップ前に(地面に車体が下りている状態)予め緩めておきます。
緩めておきます。
下準備はこんな感じでOKです。
ジャッキアップ
セローは車高が多いので不安定。
写真はなかなかリスキーな状態です。
ブログに書いておきながらアレなんですが・・・
この状態はお勧めできません。
今思えばエンジンガード外してエンジン下にジャッキかけた方が多分安定します(;^ω^)
車体が後ろに下がるとジャッキがコケそうなので、それを少しでも防止する為、後ろタイヤの所にタイヤ留めを設置(ただの角材・(笑))
フロントが浮いた状態(2cmくらいでOK)で少し揺らし、危なくないかしっかり確認して次にいきます。
ホイルを外す
ここまで出来たら
緩めておいたボルト・シャフト類を外し、ブレーキキャリパー・ホイルを車体から外します。
この時ブレーキの状態(どのように付いていたか?パットの状態)、メーターギヤのかみ合い(ホイルとの関係)をよく記録しておくと組付け時迷わず済みます。
床に置きっぱなしだと蹴ってしまって紛失の原因になりますよ!!
調理器具のザルにボルト類まとめておくといいですよー!!
ジャッキアップしているのであまり揺らしたりしないよう、気を付けながらホイルをフロントフォークから抜きます。
外したシャフトやボルトは位置や組付け順序が分かるようにしておくと組む時が楽です。
ワンポイントチェック
自分はホイルを外したタイミングで必ずホイルベアリングのガタを点検するようにしています。
やり方はとても簡単!!シャフトが入る部分に指を突っ込んでベアリングをグリグリ回すだけ。
ベアリングのガタつきや回転のスムーズさを確認します。
ここで違和感やガタ、硬くて回らない等の症状があればベアリングの交換になります。
走行中ホイルベアリンスが破損すると事故につながりかねず大変危険です。
せっかくホイルを外したのでこの機会に点検しちゃいます。
グリスが切れていないかも同時にみておきます!!
古いタイヤを外す
いよいよ本番!!ホイルを外したら古いタイヤをホイルから外します。
ここでチューブを再使用する際は要注意です。
タイヤを外す際にチューブを切ってしまう場合があります。ここは慎重に作業します。
ではまず、タイヤの空気を抜きます。
ムシ外しでバルブのムシを抜き取り空気を抜きます。
ムシを外すと一気に空気が抜けます。タイヤの空気でムシが飛んで行ってしまわないように注意します。
ムシ回し、バルブキャップになっているタイプも便利!!
DRC ディーアールシー アルミムシ回し付きエアバルブキャップ カラー:ブルー
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⇧完全に空気が抜けたらタイヤのビートを落とします。
この時地面に直接ホイルを置くとリムが傷ついたりしますので段ボールやマットを下に敷いておくと傷が付きにくいです。
チューブタイプはわりとビートが落ちやすいので手で押し込むと隙間が出来ます。
⇩この隙間にレバーを入れてこじりながらビートを全周両面落としていきます。
こじる際にチューブをレバーでつつかないように十分に注意してください。チューブを切ってしまう可能性があります。(慎重に慎重に・・・)
裏表のビートが落ちきったら今度はタイヤのサイドをリムの外側に出していきます。
その際レバーをリム支点にテコの原理で使うのですが、アルミリム等だとどうしても傷が付くのでリムガードを使いリムを保護しながらサイドを出していきます。
⇩⇩⇩
レバーを差し込む際もチューブに注意です。捲り出す際もレバーの先端(差し込んだ部分)にチューブが挟まってないか確認しながら行います。
チューブがレバーとタイヤの間に挟まった状態でタイヤのサイドを捲ると大概切れます。ここはホントに慎重に行います。
無事全周タイヤのサイドがリムから出たら、次はチューブを抜き取ります。
慌てず丁寧に抜きます。
チューブが抜けたらタイヤをホイルから外します⇩
ホイルからタイヤが外れてきたらホイルを押さえタイヤを外していきます。
体重をかけ押し付けるようなイメージで!
ここまできたらもう少しです。
ホイル単体にになったらホイルについているリムバンドを点検します。
ホイル中央部についているゴムバンドがリムバンドです。
コレが切れていたり劣化している場合は交換します。価格も数百円ですのでタイヤ交換と同時に交換しちゃってもいいと思います。
んで今回は再使用(笑)!
この際リムについているゴムのカスなどはキレイにしておきます。
ニュータイヤを装着
オンロード寄りのタイヤで見た目がちょいOFFな感じ。
山より通勤が多いのでコレでOK!!
普通にグリップもしますよ!
では
早速組みます。
まずはホイルに合わせ位置とローテーション(回転方向→)を確認したらビート部分にビートワックスを塗ります。
ちょうど切らしてしまい、なかったのでシリコンスプレーで代用👇
意外と使い勝手イイ(笑)
タイヤのサイドにあるマーク(黄色の点)をホイルのバルブ穴に合わせます。
チューブのバルブをホイルの穴に差し込みナットで仮止めしておきます。
(バルブ抜け防止のためなのでバルブの先にナットが付くくらいでOK)
そしたらタイヤの片側のビートをホイルにはめ込みます。
自分のやり方は、チューブのバルブの所だけをまずタイヤの内側に入れ込みます。
その後なるべく手でビートを入れていきます。
上の写真だと見えていない方のビートになります。
焦らず少しづつビートをはめていきます。←少しづつ!コレ大事です。
出来るだけ手で入れるとチューブを切ってします確率が減ります。どうしても入らない場合はレバーを慎重に使います。
はめたビート部分は膝で押さえておく作業しやすいです。
片側入りました。ちょっと分かりにくいですが・・・
チューブを入れる(切らないように)
片側のビートが入ったらまだ外に出ている部分のチューブをタイヤの内側に入れていきます。
この時チューブがねじれないように注意が必要です。
ねじらないようにゆっくり、慎重に、、
この時、指をチョキの状態でチューブを挟んで入れるとねじれにくいです。
全部入ったらなじれがないかよく点検し、問題なければもう片方のビートも入れていきます。
チューブを入れてからのビートを入れる際は一番慎重に作業します。ここも出来るだけ手で作業を行い、入らない所だけレバーを使ったほうがリスクが少ないです。
点検!点検!また点検!
まもなく完成!
ホイルにチューブとタイヤを組み込んだら空気を入れれば完成なのですが・・・
ちょっとその前に最後のチェック。
ホイルとタイヤの間にチューブが嚙みこんでいないかを良く点検します。
ここでチューブが噛んでいるとほぼパンクします。
ホイルの両面、全周にわたり目視で点検しておくことをお勧めします!
上の写真○部分はチューブが噛みこんでいる写真です。きちんとタイヤの中にチューブが収まるようにレバー等を使い戻します。
噛みこみが無ければムシを確認し、空気を入れ、バルブのナットを締め、ビートのラインがホイルのリムより全周見えれば交換完了!
たまに空気を入れてもなかなかビートのラインが上がってこない時があります。その様な時はバルブのムシを緩め再度空気を抜き、ラインが上がってこない部分にシリコンスプレーなどを吹いたりし(石鹸水でもOK)もう一度バルブのムシを締め、空気を入れなおしたりすると出てきます。くれぐれも空気の入れ過ぎには注意してください!ラインが出たら必ず規定値に空気圧を戻すのをお忘れなく!!
今回はマックスで3.5k位の圧までしか入れてません。参考までに(もしかしたらビートシーティングの基準オーバーしてるかも・💦)
組付け
後は取り外した逆順で組付けていきます。
⚠️特に注意する点として⚠️
ホイルとメーターギヤの組付け時のかみ合い、ブレーキ関係は慎重にー!
ホイルのシャフト(アクスル)組付け時は薄くグリスを添付しておきましょう!
後、ブレーキはパットとパットの間にちゃんとディスクが入っているか確認しましょう!
セローのフロントはディスクブレーキなのでブレーキ取り付け後は必ずレバー数回握りブレーキピストンを正常の位置にしておきます。コレやらないと乗り始めにブレーキ効きません!!お忘れなく!!
締め忘れ無きよう完成検査をお忘れなく~!
お疲れ様です。
皆様の作業の参考にして頂ければ幸いです。
ではでは~
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