こんちわMUDDYです。
レストア開始して約一年半してやっと完成のKSR改(怪)50
この度、やっとの事で試走のはこびとなりました!
んが・・・走り出してすぐにミッショントラブルが発生!!
エンジン単体でのシフト(ギヤ)の点検の時点では1速から5速まできちんと入っていたのであまり気にしていなかったのですが・・・車体が組上りエンジンを始動後、走り出したらなんか変・・・
ちゃんと5速まで入るのですが・・・
なんか変
なんか変
なんか変!!
シフトダウンの時踏み込んだシフトペタルが戻ってこない。
つまり
シフトダウンした場合、いちいちつま先でシフトペタルを正常な位置まで戻さないと
さらにギヤが下げられない・・・
シフトをアップするのには問題なく入るのですが・・・。
もしかしてと思い、シフトペタルの根元に注油しても変わらず、固着でも無さそう・・・(シフトアップは出来るんだから当たり前か・・・💦)
こうなると怪しいのはシフトのリターンスプリング!!
この部分はクラッチ側のエンジンカバーを実際に開けてみないと確認できない為、状態を確認すべく、組上がった瞬間からまた分解(´;ω;`)
てなわけで作業開始。
*分解手順等マニュアルと相違する部分があると思います。あくまで参考としてお考え下さい。
リターンスプリング状態確認
リターンスプリングの状態を確認するにあたり⇧の部分を分解していきます。
始めにブレーキペタルのリターンスプリング・ブレーキスイッチのスプリング・キックペタル・ブレーキペタルを外していきます。
キックペタルは外す前にマーキングしておくと組付け時楽です!
お次はクラッチワイヤー
必ず元の状態(遊び等)を確認しワイヤーを外していきます。
レバーのアジャスターとケース側のアジャスターを緩めレバー側の切欠きを合わせワイヤーの被覆を引っ張りワイヤーを切り欠きの溝から外します⇧
レバー側のワイヤーが外れるとエンジン側も簡単に外れます⇩
ケースを開けるとオイルが出るので、先にミッションオイルを抜いておきます。
めっちゃ綺麗!!「走行200m位(´;ω;`)」
今回はきれいな容器に移し再使用しました💦
同時に不凍液も抜き、ケースに付いているホースも外しておくと後々楽です。
次はオイルポンプ。
カバーを外したオイルポンプ⇩
吐出量の調整マークの正規の位置(赤矢印)を確認し、ワイヤーを外していきます。
まず、黄色矢印が調整部になっている為、緩めて青〇のワイヤーを外し、ポンプからワイヤーを外す
組付け時は必ず調整を確認します。
チャンバー(マフラー)を社外品に変えていたり、改造している場合は正規の吐出量ではない場合があります。
二本のネジで外れます。・・・確か(笑)
ケースカバーとオイルポンプの間にオーリングがあったと思います。
オイルポンプを外す際はOーリングの紛失・破損に注意です。
ポンプからキャブレターへデリバリーされるオイルホースも忘れずに外します。
オイルのホースは細いので、無理に引っ張ると切れるので注意ですよー!
そしたらいよいよエンジンケースカバーを外します。
ケースカバーのボルトを外していきます。
ショックハンマー等で叩きながらエンジンカバーを外します。
エンジンカバー外し
外すシーンの写真無くてスミマセン(;^ω^)
まあ、外すとこんな感じになっていました(笑)
さて、問題のリターンスプリングですが・・・
怪しいのはこの辺・・・(赤〇)
いた!!
破片がいる!!
結果思った通り、リターンスプリングの折損でした。
急いで部品を注文。
リターンスプリング交換
原因が分かったので早速折損したリターンスプリングを交換すべく次の作業へ
部品はこちら⇩
キックシャフトのオイルシール、シフトシャフトのオイルシール、オイルポンプのオーリングも出来れば交換しちゃいましょう!
とりあえずこのままの状態で交換はできないので
まずはクラッチを外す。
クラッチのセンターのボールを外し、赤矢印の部分にウエスを噛みこませクラッチのセンターナットを外していく。
ボールの部分(⇧の指差し部)は確かはまっているだけだったと思います。
ウエスは緩める時は下側に噛みこませます。写真の矢印とは上下逆ですね💦
クラッチが外れた状態。
赤矢印がリターンスプリング。
リターンスプリングを交換するには赤矢印のプレート(レバーコンプ・チェンジシャフト)を外します。
このプレート、チェンジシャフトは、シフトペタルと連結している為、
取り外すにはシフトペタル外し、チェンジシャフトを手前に引き抜き外します。
チェンジシャフトが抜けた状態⇩
完全に折損(笑)
これだとシフトは戻らないですね・・・はい。
⇩⇩⇩
ここでクラッチが外れているタイミングでエンジンと、ケースカバーに残ったガスケットをキレイにしておくと楽です~。
あ、カバー側も忘れずに
ぺりぺり!!
リターンスプリングを確実にハメコミ
チェンジシャフトを元のように組付けちゃいます。
シフトドラムとの位置関係も外す前と同じように組付けます。
何事も確認!
スプリングの位置OK!!
シフトドラムの位置もしっかり確認。
確認が出来たら新品のガスケットを組付け
カバーを付けます。
カバー側にローラーっていう小さな部品があります。
これ、付け忘れると大変なんできちんと確認しておきます。
クラッチレバーを握るとローラー飛び出てクラッチスプリングを押し下げ駆動を切ります。
カバーの組付け時はウォーターポンプの組位置に注意です
カバーが付いたら
あとはバラすときに外したオイルポンプ、ラジエーターホース、ブレーキペタル、キックペタルを戻し作動等に問題が無ければ完成です。
冷却水・ギヤオイルも忘れずに・・・
お疲れ様です。
完成検査を確実に行い試走しましょう!!
再試走!(オマケ)
ちなみにバッチリでしたよ~!!(笑)
ギヤがスコスコ入ります😖!!
ではでは~!!