こんちわMUDDYです。
ガレージのシャッターを開けた瞬間、鼻をつくツンとしたガソリンの匂い。
足元を見れば、我が家の通勤快速のK90のコックから滴るガソリンが小さなシミを作っている。滲んでいたのは分かっていたが、とうとう限界を突破し漏れ出してしまいました。
これ、笑い事じゃありません。
「一番放置してはいけないトラブル」
古いバイクに乗る以上、こうしたガソリン漏れは避けて通れないのようなもの。 コックAssy(丸ごと)の在庫が怪しく、あっても高騰している今の時代、新品交換に頼るだけの整備はいずれ行き詰まります。
今回はパッキン類がしっかり部品が出たので「バラして直す!」の精神で注文して交換してみました。
このコックのオーバーホール技術は、構造こそシンプルですが、カブなどの小型車から大型旧車まであらゆる車両に共通する「基本」です。 今回は、絶版コックを買い替える前に試すべき、数百円のパッキンで安心を取り戻す工程を記録しておきます。
「丸ごと交換」という選択肢が消えた時、必要になるのがパッキン類の交換です。パッキン類などの細かい部品が出れば 数千円のコックを買い直す前に、数百円のパッキンでトライ!!
★修理が初めての方へ
今回使った工具

プラスドライバー
10mmスパナ(コンビネーション)
1/4ラチェット
エクステンションロッド
10mmソケット
ワイヤーブラシ
あったら便利な物
キャブクリーナー
ユニコンカークリーム(ワックス)
パーツクリーナー
ガソリン2Lくらい(確認用)
小さいマイナスドライバー
作業開始
⚠️この作業はガソリンを扱います。火気厳禁です。タバコやストーブなどは絶対消してから作業にとりかかりましょう!!

⚠️作業は自己責任でお願いします。
マニュアルと相違する部分があると思います。
まずはガス欠寸前になるまで乗るか、燃料を抜いき、タンクをからの状態にします。燃料コックをOFF(つまみ部分横向き)にしてます。
赤○部のホースを抜きます。
⚠️古い車両だとすんなりホースが抜けない場合があり、その際はホースとコックの取付部をプライヤー等で軽く挟みホースを回し抜きます。(ホースを握り切らない程度の力)
また、あまりグリグリすると、黄色○部分のコック接合部が抜けます。圧入されているだけなので力加減は注意が必要です。

燃料ホースが外れたらシートを外してタンクを降ろしていきます。
シート下にあるタンク後方を留めているボルトを2本外すとタンクがとれます。



外れたらタンク後方を少し持ち上げ斜め後方にタンクを引き抜く感じで外します。

この時勢いよくタンク後方を持ち上げると赤○部分とフレームやトップブリッジが接触する可能性があるので慎重に引き抜きます。抜けずらい場合タンクを少し左右に振ると抜けやすいかもしれません。
無事に外れたら古タイヤなどに傷つけないように置いておきます。

これはタンクの塗装に傷をつけないための全車種共通のお作法。
燃料コック分解

次にコックをタンクから外していきます。
コックとタンクを接合させているボルト2本を外します👇



この時、タンクの中に入っているフィルター部分を破かないように注意です。これ、地味に金額しますし部品設定が無い車種もあります。
タンクとコックの取付部に塗装の荒れがあり、コックとタンクのパッキンもひび割れています。


ここも少しガソリンが滲んでいました。
原因はパッキンのヒビ。
タンクのパッキン接触面はきれいにしておきます。必要なら細目耐1000番クラスも耐水ペーパー等で軽く均します。
ちょっとコック全体が汚いのでここで洗浄。
キャブクリーナーを全体に吹き付け、10分位たったらパーツクリーナーで洗浄。
汚れが激しい場合などは使い古した歯ブラシ等で軽くこすり汚れを落としてパーツクリーナーで流します。



洗い終えたらまずはコックの下の部分(プラスチック)を開けて状態を確認
素材がプラスチックの為慎重に開けます。👇



👆二枚目のキャップの底にサビがあるという事はタンクが少しサビている可能性があります。
タンクの中を覗いたら気になるところはないので前回サビ取りした時の残りだと思います。
次にコックのツマミ部分👇



小さなプラスネジを外しツマミをウニウニ引っ張り出して外します。ツマミの中にバネがいます。無くさないように注意してください。
ここがいちばん滲んでいた場所。
案の定Оリングがバリバリにひび割れています。
この車両、とにかくパッキンとОリングのヒビ割れがひどい。正直コレ、今までよく持ってたな、というレベルです。 この「ゴムの劣化」は、どんな高級車でも、どんな小さな原付でも、時間とともに必ず訪れる宿命。
パッキン交換
用意しておいたパッキンとOリング、キャップを交換していきます。



キャップ 部品NO 44347-28071
キャップのOリング 部品NO 44346-28071
Оリングをはめてキャップを締め込みます。プラスチックなので締めすぎに注意しつつ10mmのスパナで締め込みます。
次にツマミ部分



コックのツマミのO-リング 部品NO 44353-12C01
外した時と同じツマミの位置にしスプリングを忘れずに組込、しっかり奥までツマミをハメ込みつつプラスネジでを締め込みます。
コックとタンクの合面のパッキン交換。



古いパッキンを交換していきます。
パッキン 部品NO 44348-28071
この時溝にカス等がこびりついている場合は細いマイナスドライバーやピックツールなどを使い汚れを落とします。その後新しいパッキンをしっかり溝にはめ込みます。
⚠️パッキンの溝の清掃時は注意が必要です!
マイナスドライバー等でこじって溝を傷つけたら、そこが一生「漏れの道」になります。車種を問わず、繊細な部分は細心の注意を払います。 汚れをそぎ落としたら最後にパーツクリーナーで汚れを飛ばせば、洗浄は完了です。
パッキン交換が終わったら次はコックとタンクを留めるボルトのパッキンを交換し、しっかりタンクとコックをボルトでとめます。


ボルトのパッキン 2個使用
部品NO 09168-06026-000
漏れ点検


少量ガソリンを入れてガソリンの滲み等が無いかを念入りに確認します。
あらゆる角度から確認して漏れが無ければタンクをフレームに載せます。
タンクを乗せる前にフレームをこいつでキレイにしておきます。
めったにタンクは外さないと思いますので、こういった機会にキレイにしておきます。



これでOK
タンクを乗せます。
フレーム赤矢印の突起にタンクの赤丸部分をはめこみます👇



しっかりとはめ込みボルトで固定します。
(タンク後方)


最後に燃料ホースを接続して完了です!
お疲れ様でしたー!!
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