こんちわ―MUDDYです。
前編からの続きです。

前編はこちらからどうぞ👇👇👇
前編、川越代表の岩魚初ゲットからのまさかの急展開!
続きも読んでくれたらうれしいです。
急転・領域展開!!
川越代表の初渓流での初イワナGET!!
喜びも束の間。
「ドドドドッー―ドドッーーーーーーーーッ」
「ゴロゴロごろrrrrーーー」
「っ・・!!?」
「なに今の?」と思ったら
「ピカ⚡」
「うげっ!雷だ!!!」
つい何分か前までこんな青い空が…

突き抜けるような青空だった…

気付くとコレ👇
まさに領域展開!!

時間にして5分もないと思う。
気付くと辺りは暗くなり、見上げた空は一瞬で空は黒い雲に覆われてしまった。
なにこれ!?
バハムート出てきそう…
「ピカーーーーッ⚡・・バリバリバリーーーーッ」
「あわわわわ ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!!」
何がヤバイって、俺たちが握りしめているカーボンロッド(釣り竿)は、いわばこの周辺において避雷針状態。
つまり、
【雷を呼び寄せる】
とっさに川から上がり、急いで竿を畳む。釣った魚を捌く暇なんてない!!
1秒でも早く竿を畳まなきゃ…
⚠️本当に間に合わなそうなら竿をその場に置いてでも退避!!
荷物をしまい込むその間にも「ゴロゴロゴロ」と雷鳴は大きく近づいてきて、稲光もあちらこちらでやる気満々…。
雨はまだ降り出さないが確実に、しかもかなりの速さで近づいてきている!
稲光からゴロゴロと音が届くまで5秒とない…。
最悪、雷しゃがみで過ごすか…
それともバイクでダッシュで下るか…なんて焦り、迷いながら何とか竿を畳み終え、バイクにまたがりキックを踏み込む!!
「あわわ…逃げ切れるか…」
ふもとまで7㎞ちょい。
濡れるのはいいが、稲妻と土砂降りの中、慣れない荒れた林道を帰るの相当リスキー。
とにかく焦らず慎重に全開で下った。

釣りの最中の雷はナメたらホントに危険!!
今日の釣りは「120点」

「ふぅ~」
なんとか無事にふもとまで逃げ切った……!
しかし、これほど急激な雷は本当に久しぶりだったから、正直一瞬マジで焦った!!
何はともあれ、2人とも無事に雷をやり過ごせて心底安堵。
ふと振り返って、さっきまでいた山の方を見上げてみる。 そこにはもう山の稜線なんて一切見えないほど、真っ黒の雲がドロドロと山全体を覆い尽くしていた。
……が、俺たちが車を停めたあたりは、相変わらず「ピーカン!」太陽が照りつける晴天。
この山の上と下のギャップに焦ってた自分たちがちょっと恥ずかしい…
まあまあ何はともあれ、無事に車まで戻ってきた安心感と、前日からの寝不足も手伝って、ここで急激に疲れが押し寄せてきた。
「はぁ〜〜〜……疲れた!!」
今日の釣りは、これにて強制終了!
釣果としては川越代表のイワナ1匹だけだったけれど、代表が初めての渓流釣りでしっかりお魚をGETできたことが何よりも嬉しかった。 自分の中で、今日の釣りの点数は間違いなく「120点」
アドレナリンが切れ、心地よい達成感と強烈な疲労感に包まれたオジサン2人。
ここから道具とバイクを車に積み込み、次なる未定の目的地に向けとにかく北へとプロシードとフォレスターを走らせる。

実は○○だった!?そして舞台は美食の街へ
「よし……まずは風呂に入ろう!!」
本当は昔、一人旅した時に感動した秋田の温泉まで行きたかったのだが、冷静に地図アプリを見て気づく。
「……あれ? 代表…ここ、山形じゃなくて新潟じゃね??」
つりチケ(遊漁券アプリ)をあれだけ確認していたのに、あっちゃこっちゃ動く間にぬるっと県境を越えていたことに全く気づかないアホさ加減。
これだから…。
さすがに今の体力でここ(新潟)から秋田までは厳しいか……。
とりあえず北を目指し、新潟の綺麗な海岸沿いを走りながら山形方面へ向けて車を走らせる事に。
道中、ヘリの遊覧飛行をやっている「道の駅 あつみ」に立ち寄って一服。
海の風を感じながら協議した結果、秋田の温泉は断念し、この近くで日帰り温泉を探してその周辺を今夜の最終目的地にすることに決定!
検索して浮上したのが「鶴岡」
調べると、なんと「美食の街」として有名らしい!しかもユネスコお墨付き。
「よし!温泉に入って、美食の街で美味いもん食おうぜ!!」
目的が決まった!
無気力オジサン
鶴岡への道中、道の駅にて検索した、鶴岡の近くの日帰り温泉へ直行!!
「くしびき温泉 ゆ~Town」
前日の「道の駅 米沢」での睡眠時間はわずか2時間ちょっと。
そこからの釣り場を探しつつ長距離ドライブ、
バイクでの林道、
ヤブ漕ぎ、熊への恐怖、
そして雷からの避難。
大はしゃぎした全てを、山形の名湯で綺麗さっぱり洗い流す。
「あぁぁぁ”””~~~~っ…っ最高!!」
バキバキの体かほぐれていく…温泉はやっぱり旅にはマスト。
……が、
湯船から上がってきたオジサン2人は完全に「ふ抜け」と化していた。
温泉の効能が良すぎたのか、体の芯からすべての気力と体力が溶け出してしまった。どこを見ているのか、一点を見つめつつ頭から湯気を出し、コーヒー牛乳すら一気できない骨抜きおじさん2人がそこにいた。
そして、ふと我に返る。
「てか代表……俺たち、朝のコンビニでおにぎり食って以来、何も食ってなくね?」
そう、
釣りとバイクに夢中になりすぎて、丸一日まともな食事をとっていなかったのだ。
腹は減りすぎてもはやペコペコを通り越し、胃が、とにかく何か「固形物」を欲している。
「美味い飯……なにより固形物が食いたい……!!」
ふ抜けオジサン2人はフラフラになりながら、ユネスコお墨付き!の「美食の街・鶴岡」へと車を走らせたのだった。
難民・ナンミン・NANNMINN・・・

夕方6時過ぎ、息巻いて夜の鶴岡に繰り出した俺たち。 これから食らう「ごちそう」を想像し、年甲斐もなく「キャッキャ♡」しながら代表とスマホで気になったお店をピックアップし、いざ突撃!
「美食の街」と検索で出てきたからには否応なしに期待度が上がる!!
でもって「空腹は最高の調味料!!」
この上ない条件!ハイ役満!!!

意気揚々と鶴岡の街中に架かる「開運橋」を渡る。
……しかし、ここ開運橋から不運な地獄が始まった。
程なく目的の店に到着!
さっそくのれんをくぐり「ガラガラガラ~♪」と戸を開ける。
すると…
店「あ、ご予約の方ですか?」
俺達「いえ、予約は無いです。」
店「あ、すみません、本日は予約のお客様のみでして……」
「マジか、、、分かりました。」
と次の店へ。
しかし
次の店も同じ、
その次の店、
さらにその次の店も…
気になるお店はすべて予約のお客様で満席。
「オイオイ、どうなってんだここは……
美食の街で晩飯難民とか笑えねぇ!!」
気付くともう完全に日は落ちて真っ暗…

前日の睡眠不足、ハイテンションで釣りして、山での恐怖、温泉で骨抜きにされた疲労感、そして朝のおにぎり以来の空腹。
この状態でのまったく知らない土地で街ブラ徘徊はマジで拷問。
2時間近く、夜の鶴岡を彷徨い歩く。
営業中のお店の人から聞いたのだが、この辺りの店は割とお盆時期などの連休中は休む店が多いらしい…。それゆえ営業中の店に客が集中してしまうのかも…。行きたいお店がある場合は事前予約か確認がおススメ!!
「うーん……とにかく固形物が食いたい。弾力のあるものを口に含みたい……!!」
もう美食がどうのではない。
限界を迎える中、目の前に一軒の焼き鳥屋が現れる。
「もう何でもいいや……正直焼き鳥は地元でも食えるけど、とにかく物を噛みたい!そしてビールでそれを流し込む!!」
ダメ元で暖簾をくぐると、
「いらっしゃい! 2名様? カウンターでいいですか〜?」
と気さくなマスターが出迎えてくれた。
「やっと入れた……!!」
飯にありつける安心感から、崩れ落ちるように席へ。 冷えた生ビール(禁酒中の川越代表はノンアル)を頼み、五臓六腑に丁寧にアルコールを流し込む。
キンキンに冷えたビールが胃の形を感じるように広がる…ううううまい。
そして、
マスターが出してくれたお通しの「ナスの煮浸し」を一口……。
「うわ、なんだこれ……!?超旨い……!!」
疲弊しきった体に染み渡るビールと、程よい塩気。そして口の中でとろけるようなナスの舌触り。
「絶品」だ。ユネスコやるやん!!
思わず「大将、これめちゃくちゃ旨いです!!」と伝えると、マスターは嬉しそうにニッコリ。こっちもニッコリ。
あまりの旨さに一瞬でお通しを平らげてしまうと、マスターが「おかわりする?」と言って、なんと皿いっぱいのナスの煮浸しを出してくれたのだ!
あまりの旨さにバクバクとつまみ、ビールのつまみとしてまさかの「白飯」まで注文。
ガツガツと米とナスを口に放り込む。
そこからマスターと話が弾み、どこから来たのかという話でマスターが隣県出身だということが発覚!
一気に親近感が湧いた俺たちは、旨い酒、旨いアテ(白米)、そしてありふれた最高の焼き鳥をつまみながら、旅先ならではの一期一会の会話を楽しんだ。
最後には大将が「また来てねーーー!あ、埼玉か…。んじゃあ、これたら来てねー(笑)!!」だってさ!
最後まで笑かしてくれます!!
ウマい飯と愉快な時間でお腹も心も満タンです。
「ああ……旅って、これだよな。」
ホテルのビュッフェや、コース料理もいいけど、この感覚は旅じゃないと味わえない。
美食の街・鶴岡で晩飯難民になりかけたけれど、最後に満足出来ればオールOKである。
その後、俺たちは車に戻り、その夜はまさに泥のように眠った。
いい感じに酔いが回っていた俺は、プロシードのあの「地獄の後部座席(膝曲げスタイル)」ですら心地よく感じ、そのまま吸い込まれるように寝落ちたみたいだった。
朝4時の作戦会議

「コンコンッ。」
朝4時、車のドアを叩く音で目を覚ますと、そこには満面の笑みを浮かべた川越代表の姿。フォレスターで快眠した代表は相変わらず絶好調だ。
一方の俺はアルコールが抜けて相変わらずバキバキ(笑)
ここで早朝の作戦会議を開く。
明日には埼玉に帰らなければならない。
さらに天気予報を確認すると、なんと大型台風が接近してきているというタイミングの悪さ!
「このまま北上を続けるか……それとも少し戻りつつ、キャンプして安全に帰るか…」
しばし悩む。
結果、
帰り道の距離と台風の影響を考慮し、少し南下して安全にキャンプを楽しみながら帰るルートを選択。 なんといっても川越代表はこれが初めての本格的な車中泊旅。無理をして過酷な思いをさせるより、この「非日常」を徹底的に楽しんで欲しかったのだ。
その時、俺が昔一人で旅をした時に使った、とあるキャンプ場の記憶が蘇った。
「代表!!いい場所がある。そこ行こう!」
そこは高価なキャンプ場ではない。
あるのは水場とトイレだけ。
あとはただサイトの敷地が広がっているだけの、無骨なサイトだ。
利用料も、コンビニでタバコとコーヒーを買うくらい。
そして何より最大の魅力は、周辺に極上の川が3〜4本走っていること。
スマホナビを頼りに、プロシードとフォレスターは早朝の街を走り出した。



ここでちょっと失敗したのだが、このあとわりと直ぐに高速に乗るのだが、朝4時までに高速に乗れば深夜割りが使えてお得だったのだ…あと1時間早起きすればよかった…。
チルタイム・大はしゃぎ

鶴岡の町を朝早くに出発した俺たちは、再び海沿いのルートへ。
埼玉では絶対に味わうことのできない潮風。
窓を全開にして車内に引き込みながら、車を走らせる。
「……うーん、最高の朝だな。」(ポエミー)

言葉がポロッと漏れる。
まさに究極の「チルな時間」だ。

鶴岡の行きにも立ち寄った、ヘリコプターの遊覧飛行をやっている「道の駅 あつみ しゃりん」へ再びピットイン。
朝の静けさの中、今日の客を静かに待っているヘリを横目に、缶コーヒーを飲みながらしばし海を堪能する。



ヘリによる遊覧飛行がある道の駅なんて初めて知りました!
興味ある方は是非行ってみて下さい!!
天候条件等により、飛ばない日もあるみたいです。
前日訪れた時は午後4時位だったのですが飛んでました。
ちなみにその時間、売店の食べ物はほとんど売り切れでした。連休とかは早めに訪れた方が良さそうです!!
そこから車を走らせ、高速を使い新潟へワープ。

しばらく走っていると、遠くの景色の中に巨大な風車の群れが見えてきた。
「あ……!」
昔、一人で東北を旅した時、あの圧倒的な風車のデカさに感動した記憶が蘇る。

「代表!代表っ!!」「あそこに見える風車見に行ってみないか!?」
即決で高速を降り、風車を目がけてハンドルを切る。
ナビで検索すると、風車の近くに広がる砂浜へ抜けられるルートを発見。
俺「砂浜行ってみようぜ! お互い4駆だし!!」
代表「ついに4輪駆動の真価を発揮させる時が来たな(笑)」
なんてやり取りをし、
童心に返ったおじさん2人(常に童心)
いざ砂浜へ突撃!
……が、砂浜の手前に立ちふさがる小さな砂の丘。

川越代表の新型フォレスターは、最新の電子制御システムで何の心配もなくスルスルと丘を越えていく。 一方、俺の老体プロシードはというと……4駆が一瞬うまく入らず、砂地でスタックしかけるアクシデント発覚!!
「うおっ!? マジか!!」
冷や汗をかきながら切替レバーをガチャガチャやり、前後前後に揺さぶることで何とか4駆に切り替わる。
焦ったが何とか脱出!!
フォレスターがあまりにもスルスル登っていくんで余裕こいてた…
「いや……てかフォレスターの走破性、凄すぎだろ(笑)」

砂浜に出た俺たちは、ちょっと遠くにある巨大な風車を背に、ガキみたいに夢中で写真を撮りまくった。




有名観光地を効率よく巡るツアーもいいけれど、気になる景色を見つけたらすぐ寄り道して、見たいものを直感で見に行く!!
「これこそが無計画旅の醍醐味だ!!」
思い出のキャンプ場と、名物おっちゃん
砂浜で一しきり遊び倒したおじさん2人、再びハンドルを握り、思い出のキャンプ場へと向かう!


現地に到着し、車からバイクを降ろして受付へ向かう。


「ああ……久しぶりだな、ここ。なんか懐かしいな。」

ここの受付のおっちゃん、昔来た時もめちゃくちゃ面白かった記憶がある。
指示された場所へ料金を払いに行くと、なんと当時、受付をしてくれたおっちゃんがそのままそこにいた!
大人2人、車2台。相変わらず笑っちゃうくらい安い料金だ。
山での熊の恐怖がトラウマになっている俺は、リアルな質問をぶつけてみる。
「おっちゃん、この辺ってやっぱり熊出るっすか?」
「ああ? 最近はこの辺じゃ見ねえな~。まあ山奥行けば間違いなくいるから、気は抜くなよ!」
そりゃ山奥にはいるだろうが…
とりあえずこのキャンプ場周辺には最近出ないという一言だけで、胸の仕えがスッと下りてかなり安心した。
「最近、釣りはどう? 魚出てます?」と聞くと、
「ああ、そっちの川が良いぞ!すぐだから行ってみな!」と親切にポイントまで教えてくれた。
……が、渡された領収書を見ると、何故か金額に「0」が1つ多い(笑)。
一瞬焦って
「おっちゃん!!おっちゃん!!これゼロ多くない!?」と言うと、
「ガハハ! こんなにボレねえよな!」と笑いながら書き直してくれた。
相変わらず適当でおもしれえおっちゃんだ。
昔交わした掛け合いを思い出して、なんだか嬉しくなった。
出来るだけ長生きしてくれ!!
執念


サイトに戻り、急いで釣りのセッティングを開始。


いよいよ、俺の「リベンジ釣り」のスタートだ!
おっちゃんに教えてもらった川をはじめ、バイクで近くの川を攻める!!

……が、世間は連休真っ只中。どこもかしこも先行者の足跡だらけで、完全に場荒れしている状態。
全く魚の反応がない。

「マジか。どうする……?」
あっという間に日は傾き始め、気づけば夕方の5時近く。

「代表、最後……帰り道にあるあの川だけ、やらせてくれ!!」
そこは、今回のキャンプ場から最も近い、言わば灯台下暗しのポイント。
気配を殺して川に立ち降り、祈るような気持ちで第1投。
ルアーを引いてくると……
(!!?)
水面下で、魚が猛烈な勢いで俺のルアーをチェイスしてきた!!
「うわっ! ここにいたのかチクショウ!!」
「 絶対釣ってやる……!!」
息をのんで、もう一度キャスト。
また追ってきた!
「食った!!!」
手元に伝わる重量感!……と思った瞬間、一瞬口に含んだだけで魚は身を翻し、川の深みへと戻っていってしまった。
「くっそーーーっ!!」
悔しさが爆発する。
そのまま同じコースに投げても、もう二度と追ってはこない。スレた魚の賢さに焦りが募る。
「なら……ルアーチェンジをしてあいつの視界の『反対側』を通す!!」
反対側に投げ込んだルアーを、その影は迷わずひったくっていった。同時に身を翻す魚体!
(バシッ……!!!)
手応えと共に一気にしなるロッド!
「よっしゃーーーーーッ!!!」
無事、手元に引き寄せたのは綺麗なイワナ。最後の最後、夕マズメの土壇場で、なんとか俺も本日の晩飯をGETすることに成功したのだ!

……しかし、ドラマはこれだけでは終わらなかった。
「……もう一回、同じ淵を通してみるか。」
余韻に浸りつつ、再び同じポイントへルアーをキャスト。水深のある淵をじっくり引いてくると、次の瞬間——
(ドゴォッ……!!!)
さっきとは比べものにならない「ド級の黒い影」が、猛烈な勢いでルアーをひったくっていった!!
「うわ、やべえ!! でけえ!!!!」
ロッドがこれまでにない角度でブチ曲がる。 釣りに疲れて橋の上からボケーっと眺めていた川越代表も、俺の竿の曲がりとラインの先で狂ったように暴れる巨大な魚影を見た瞬間、
「うわっ、なんだそれ!!? でけえええええ!!ええええ?ナマズ??!」
なんてほざいてる。
尺(30cm)なんて優に超えているモンスター級。
こいつはやべえ、まじやべえ!
アドレナリンがつゆだく状態!!
これは絶対に釣りあげたい!!
実際は数十秒のファイトだが、激流の中
慎重にいなし、なんとか手元・水面まで引き寄せるまでがとても長く感じた。
やっとの思いで手元に手繰り寄せ、
見ていた川越代表に「やった……!」と勝利のポーズを決めようとしたまさにその瞬間。
(フッ……)
テンションが抜け、フックから外れたモンスターは、滑り込むように深みへと消えていった。
「……あ””””””っ。」
水辺で呆然と立ち尽くすおじさん2人。
悔しすぎる……!
だが、橋の上の川越代表もバッチリその一部始終を見ていた。
俺の幻覚でも大ウソでもない、それだけは救いだ。
「釣りはこれにて終了。」
最後の最後に、一番近くの川でこんなドラマが待っているとは……!
秘密兵器サッパリアイテム・炭火夜宴
無事に晩飯用の魚を確保した俺たちは、一度サイトに戻って魚を保冷。
ふと自分たちの姿を見ると、丸2日間の汗と砂と泥でめちゃくちゃ汚れていることに気づく。
「温泉行く…いや、もう面倒くさいな……。」と代表とやり取り。
そんな時、俺は忘れていた事を思い出す。
「 ポ~タ〜ブル〜シャワ〜〜〜」

自慢げに車から取り出したのは、水を入れた袋を高い場所に吊るして使うシャワーグッズ。
「ふふふ…代表、こんな事もあろうかと……実は念のためと思って汲んできた水を、昼間っから直射日光の下でしっかり温めておいたのだよ!!」
結果から言うと、この「日光で温めた水」が想像を絶する優秀さだった! 本当に温かいシャワーを浴びているのかと錯覚するレベルの適温。
短髪の俺と川越代表なら、頭を洗って体をサッと流す程度であれば、持ち込んだ15Lの水で十分すぎるほど足りる。

俺はほぼ全裸になり、頭から豪快にシャワーをかぶって石鹸1つで全身を丸洗い。
川越代表も「うわ、温かい!」と声をあげながら頭を洗い、汗と泥を洗い流す。
たったこれだけのことだが、全身のベタつきが消えてめちゃくちゃサッパリした。
「…やっぱり風呂って、生き返るなぁ。」としみじみ実感。
「よし、予算余りを『肉』に変えようぜ!!」
リフレッシュした俺たちは夜の宴の準備。
残金で高い肉を食おうと意気投合し、10kmほど下った場所にあるスーパーへ買い出しに向かう。こんな時もやっぱりバイクがあると便利だ。
牛タン、極厚ステーキ、肉のブロックなどをカゴに放り込み、ビールとノンアルホクホク顔でキャンプ場へ帰還!
サイトに戻ってきた頃には、すっかりあたりは真っ暗。


2人で火を起こして焚き火を囲む。 網をセットし、いよいよ肉を焼く準備を開始!

ここで俺は、川越代表が持ってきた無洗米をメスティンにセット。
普段メスティン炊飯であまり成功した試しがない俺だが、ここは譲れない。
「やっぱり日本人、米を食わなきゃ夜が締まらんだろ!」
米を火にかけつつ、炭にしっかりと火が移ったところで、今度は川越代表の秘密兵器が登場する。
「何でもうまい塩」

今回の旅のために代表がどこからか仕入れてきた、謎の秘密調味料だ。 透明な小瓶に入った白い結晶。「これを使えばとびきりうまい!!」といった自信満々の謳い文句が書かれている。
「まあ〜ほんとかよ?」と半信半疑になりつつも、買ってきた高級肉にパラパラと振りかける。 そして、さっき俺が気合で釣り上げたイワナには俺の塩を振り、焦げすぎないよう焚き火の網の端へ慎重にセット。

しばらくすると、炭火の熱で脂が落ち、香ばしい良い香りが辺り一面に漂い始める……!

「う〜〜〜ん!! たまらん……早く食いたい!!」
だが、メスティンの米はまだ炊けていない。魚もご飯ももう少しの辛抱だ。 鳴り響く腹の虫を抑え込みながら、焼き上がりを待つ。
手元には、
山盛りの高級肉、
キンキンに冷えたビール、
手元にはクマ避けスプレー(こいつだけはいかなる時も肌身離さず携帯)
焦げた飯、1600円の肉、そして天の川
さあ、ついに米が炊けた! 毎回このメスティンの蓋を開ける瞬間だけは、何歳になってもドキドキする。
パカッと蓋を開けると、一気に立ち上る炊き立ての米の香り! ……と同時に、ちょっと香ばしい香りが漂う。
「うん! やったね、焦げてるね!(笑)」

まあ、そんな失敗はどうでもいい。とにかく宴のスタートだ!
きれいな黄金色に焼き上がった肉を、おこげ付きのご飯の上にポンと落とし込み、無我夢中で口の中へかき込む!

「う……うっま!!!!」
最初に食ったあのタン。4枚入りで1,600円というなかなかの高級品だが、これが信じられないほど旨い! しっかりとした歯ごたえの中に絶妙な柔らかさがあり、溢れ出す肉汁を口いっぱいに頬張りながら、固めの米とおこげをガツガツ放り込む。
そして半分ほど食ったところで、本日のメインイベント「イワナの塩焼き」をご飯へオン!

炭火でじっくり焼いたイワナの香ばしさと塩気、そして身の甘みが米に合わないわけがない。
「夢中になって食う」ってのは、まさにこのことだ。
勢いよく米をかき込みながら、ふと我に返る。
「……あ、色々写真撮るの忘れてた。」
あまりの食欲に負け、写真を残すことすら頭から消え去っていた(笑)
そこから俺たちはほぼ無言で、2合ちょっと炊いたおこげ飯を食らい尽くす。あっという間にメスティンは空っぽ。
「食いきれないほど買おうぜ!」と調子に乗って買った大量の肉は、案の定食いきれずに余った。
「よし、これは明日の朝飯だな!」
腹がはち切れそうなくらい満腹になった俺たちは、食後の煙草に火をつけ、ランタンの明かりをふっと消した。
視界が漆黒に包まれた瞬間、頭上に広がっていたのは——
「……うわあ、すげえ……!!」
そこには、肉眼ではっきりと視認できる「天の川」が、夜空を切り分けるように伸びていた。
都市の明かりが一切届かない山奥のキャンプ場。
見上げれば一面、吸い込まれそうなほどの自然のプラネタリウム。
退屈な日常や、さっきまでのバタバタや疲労、逃した大物の悔しさすら全部吹き飛ぶような、言葉を失う星空がそこにはあるんだよ…
最高の夜だ。

ああ……なんだこれ。 「空って、本当はこんなに星があったんだな」って心から思う。
そう、遠くへ旅に出るといつも思い出す。 街の明かりが一切ない場所でも、夜空が晴れてさえいれば、世界は星の光でこんなにも明るいのだということを。
そんな当たり前の感動に浸りながらビールを喉に流し込むと、心地よい酔いと共に猛烈な眠気が襲われた。
旅の終わり
翌朝、目を覚ますと空はどんよりと重い雲に覆われていた。
台風接近の影響だろうな。
「ああ、これは……間もなく降るな。」
そうと決まれば急いで朝飯だ! 昨日残してしまった大量の高級肉を取り出し、ガスストーブと手持ちのフライパンでサッと焼き上げる。そこに川越代表の「魔法の粉(何でもうまい塩)」を振りかけ、パンに挟み込む!


「ははは! うっま!!」
朝からこんな豪快で贅沢で大満足な朝食を平らげ、手際よく撤収作業と荷積みを進めていく。
旅の終わりって、やっぱりどこか切なくて、無性に寂しくなる。
だけど今回の旅は、川越代表と2人で「極限の非日常」をこれでもかってくらい満喫。
昼にはすべての撤収作業が完了。
プロシードとフォレスターのドアを閉め走り出した瞬間——
「ポツッ……ザザザザーーーッ!!」
なんと、撤収完了と同時に大粒の雨が降り出してきた!

「うわっ! めちゃくちゃいいタイミング!!」
山の神様が「さっさと帰りな」と送り出してくれたかのような絶妙なタイミング。
俺たちはワイパーを動かし、雨の高速道路を埼玉へ向けて走らせた。
本当に、最高に楽しい3泊だった。
まあ、35万kmプロシードの後部座席で寝続けた俺の体は、相変わらずバキバキだけどね(笑)。

旅ってなんだろうね。
旅の帰り道、高速を走りながら、俺はいつも考える。
「旅って、一体なんだろうな」って。
日常の生活の中で、俺たちは決まり切ったルーティーンで生活している。
決まった時間に起き、決まった道を走り、決まった仕事をする。
その安全で平和な日常から一歩外へ飛び出し、ボロ車を走らせ、熊や雷に怯え、飯に困り、泥と汗にまみれる。
でも、そうやって「予期せぬトラブル」に右往左往して、冷えたビールや焦げた飯に大爆笑している時、俺たちは間違いなく「生きてる!!」って感覚を噛み締めているんだと思う。
総額5万円。おじさん2人の無計画な冒険は、これにて無事に終幕!
「あー熊怖かった!」
今回の走行距離

出発時 350819㎞

帰宅時 351728㎞
プロシード走行距離909Kmでした!!
お疲れさんプロシード!
今回の旅の支出とマストアイテムと「神アイテム」たち

支出
燃料代 約23000円(プロシード/燃費1L当たり7~8㎞)
高速代 約12000円(プロシード 1ナンバー)
飲み代(鶴岡)約3000円
飯代3日間 キャンプ場代 駐車場代 釣券 宴代 風呂代 合わせて約15000円
ざっくり53000円位…ちょっとオバー(笑)でもヨシ!!
持って行ったもの
今回の旅に持って行ったものは前編にも少し載せてあるのですが、それ以外の持ち物で安心して旅をするために必要な物をここでは記しておこうかと思います。(個人的感覚です)
・工具

ラチェット10.12.13.14.17㎜のソケット
エクステンション
メガネレンチ8.10.12.14.17㎜
スパナ8.10.12㎜(板ラチェット)
六角レンチセット
モンキーレンチ
プライヤー
ネジザウルス
ドライバー プラスとマイナス
この他、バイク(シャリー)のキャブ調整用のドライバーセットとタイヤレバーもあります。
車もバイクもボロなのでとりあえずこのくらいは持って行かないと不安。
参考ブログ👇
見える所がはずせて、締めこめるを頭に入れて選定。
・部品、オイル類

プラグ(シャリー用)
パワステオイル
エンジンオイル(車とバイクに使えるオイル ワコーズプロステージ10w-40)
ワイヤー
タイラップ
ガムテープ(強力タイプ)
・ジャンプスターター


万が一のバッテリー上りに対応できるように。
山の中でのバッテリートラブルは命取り!
モバイルバッテリーとして今回は携帯やライトの充電、扇風機の使用に活躍しました!
今回の神アイテム
なんといってもコレ!
シャワー!
すべてをこの15リットルの水でリセットできる!個人的に今回の旅の神アイテムでした!!

みなさんの旅の参考になれば幸いです!!
では次の旅で!
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